監獄の妖精
そこは俗に「監獄」と呼ばれ、多くの亡者魔物の徘徊する魔都グラストヘイムの一角。多くの戦士たちが魑魅魍魎を相手に死闘を演じ、様々な冒険譚がまことしやかに語られる、そんな場所だった。今、彼らの間で囁かれるひとつの噂が広がりつつあった。
泉のノルン - Tales of Misaki
世界樹たるユグドラシルの麓。そこには人の運命を司るといわれる女神、ノルンの3姉妹がウルドの泉を護りながら、人の運命の糸を紡いでいるという。
そこに、1人の娘が訪れた……
転職のエフィ - Tales of Misaki
魔境に落ちたグラストヘイムを西方に控えたそこはミッドガルドにおける西の要衝、魔術師の都「ゲフェン」。その中で、数多くのマジシャン、ウィザードを生み出してきた魔法学校に一人のノービスの姿があった。名前はミサキ……
投聖のグレゴリー
かつて「投聖のグレゴリー」の異名をとり、伝説とまで言われたアルケミスト。同じアルケミストとして、彼にあこがれ、弟子入りを志願したジーン=カシムの志と、そして数奇な結末とは……
羅炎のゼノン - Tales of Misaki
なかば追い立てられるようにゲフェンを後にしたミサキ。孤独が、そして先の見えない不安が少女を襲うようになるのに、さほど時間はかからなかった。
そんな折、彼女が出会った奇妙な一行……それは月の明るい夜だった。
時計塔の魔女(前編)- Tales of Misaki
ミサキが目を覚ましたところ、そこはミッドガルドの時を司る「時計塔」を擁する北の要衝、アルデバラン。その地において、マジシャンの為すべき役割は決まっていた。
時計塔の魔女(後編)- Tales of Misaki
秘められた魂の業、それはまるで運命のように様々な波紋と、そして混乱を呼び起こす。後に「時計塔の魔女」と呼ばれるようになる、それはミサキにとって、最初の「闘い」だった。
神楽譚「封印の書」
幼い頃に他家に預けられて育った咲希は、長じて再会した兄弟たちとも何かしっくりこないことに負い目を感じていた。自分の在処を糺す確かな絆、それを求める彼女は、ひとつの使命を自ら決意する。
おてんば妖精と伝説の杖
「ミサキ姉さまにふさわしい杖は、あたしが手に入れてみせます!」
壊れてしまったミサキの杖の代わりに、セレンが大奮闘。
誰も手にすることが叶わなかったという「伝説の杖」に挑みます。
神楽譚「エルメスの賢者」
セレン不在の折、あやうく店の手伝いから逃れた神楽の咲希ちゃん。
どういうわけか、出会ったばかりのカーラに誘いで、共に探索の旅に出ることになって……。
ウチらの卒業試験
赤毛大鈴関西弁と、抜群の存在感をもって、一部では非常(識?)なほどの人気を誇るのが、一家の長女たる「魅魔沙希」。
めずらしく、今回は彼女のセージへの転職のエピソードをご紹介いたします。
戦乙女- Tales of Misaki
フィンの誘いで足を踏み入れたギルドはミサキの想像とは違い、そして当のギルドは大きな任務を控えていた。初めてのギルド、新しい仲間、そして大規模戦、試される力……。
回廊の守護者- Tales of Misaki
ミサキの属するギルド「守護天使」は、先日のニブルヘルムでの功績により、国王自らの手で正規ギルドへの認証を得ることになり、首都ブロンティアに赴くことに。しかし、そこで巻き起こった事件をめぐって様々な人の思惑が交錯し、その波紋は決して暴かれることのあってはならないひとつの場所に向かっていく。