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【監獄の妖精】
 そこは俗に「監獄」と呼ばれ、多くの亡者魔物の徘徊する魔都グラストヘイムの一角。多くの戦士たちが魑魅魍魎を相手に死闘を演じ、様々な冒険譚がまことしやかに語られる、そんな場所だった。今、彼らの間で囁かれるひとつの噂が広がりつつあった。


監獄の妖精

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「監獄の妖精」(1)


(--ばんわぁ)

 いつもどおりの挨拶を送信しようとした、その一瞬先の出来事だった。

--ねぇ、やっぱり居たでしょ?
--うん、何だろ? あれ……

(ん?)

 インカム *1 越しに、流れてきた会話は、パーティ専用回線のものだった。ふと興味が沸いて耳を傾ける。

--あれって、やっぱり幽霊かしら?
--んー、かなぁ

「祇園さんとラキさん? 二人とも監獄かぁ」

 しかし、
 魑魅魍魎の跋扈するグラストヘイムで幽霊もないだろうに。何言ってんだか(笑)

--幽霊だって?

 思わず会話に割り込む。

--あっ!
--こんばんわです!

--おはよー! (夜中でも『おはよう』と必ず言うのが祇園嬢だ)
--エスタさん、騎士団でしたかぁ? (礼儀正しい好男子のラキさん)

--なんだけどね、今からそっちに向かいます。

--はーい
--はいなっ

「さてと、待たせたねぇ。 『ファイヤーウォール *2 !』」

……バリ、バリバリ……

 会話に集中して、すぐ横まで迫っていたレイドリックを火壁に挟み、相手をするのも面倒そうに追撃の詠唱を始めた矢先、

「ライトニング…、ん?」

……ガシャン!

 あっけなく崩れ落ちる鎧の騎士…火壁だけで沈むほど、ここのモンスターは脆くはないはずだが……

「自動人形 *3 の仕業か……

 機械化軍団があちこちで活動している、とは噂に聞いていたが、おかげで歴戦の戦士が次々に閑職に追いやられているとの噂もまた一方で耳にしている。

「このままじゃ、いずれ首都を守る守備隊すら、人形に頼るようになっちまうな」

 とまれ、

 国策の在りようにあれこれ言う立場には、いま、自分はない。

 自分にできることをやるだけだ。そう、仲間たちといっしょに。


----監獄の妖精(2)につづく

*0 エスターの職を紹介してませんでした。「賢者」を意味するセージであり、マジシャンの上位職のひとつ。マジシャンからは、セージ以外にウィザードという上位職が存在する。同じマジシャンからの上位職ということで、スキル(魔法)には重なる部分があるが、まったく別物ともいえる。イメージ的には力のウィザード、技のセージといったところ。

*1 ゲーム内に「インカム」などという便利な道具は存在しません。ただし、同じパーティ(以下PT)同士であれば、離れていても会話をする機能が存在します。(=PT会話)

*2 ゲーム内における魔法職(マジシャン及びその上位職)の使用するとっても便利な魔法。地面(床)に火柱を出現させて相手を攻撃、あるいは足止めします。ゲームでは魔物はこの火柱を避けて回り込もうともせず、まっすぐプレイヤーに向かってきます。小説では頭の悪い(あるいは頭に血が上った)魔物、ということにしておきます。

*3 いわずと知れたBOTのこと。小説の世界でこんな仕様外の存在を許容できるはずもありません。今後は出てこないよう配慮します。


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