MODE: GUEST
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エピローグ ……ピチャピチャ、 降り注ぐ陽光が照らす白い石垣。 流れる水路の澄んだ水が、この地の平穏なるを表しているとも言えた。 恐怖の夜の痕跡はいくつか引き裂かれた衣類の端々に残るのみ。互いを護るかのように寄り添い、気を失っている二人の少女がこの街の人々に見つけ出されるのは、未だ数刻の時を待たねばならない。 ともに数奇な運命をたどる二人の少女が、敬意を込めてとある二つの伝説の名を冠することになるのはこの地においてであり、この時からさらにいくばくかの月日を要することになる。 了 [PIC] 「あとがき」 「美咲の物語」第3弾です。 書いていたころは何かと忙しく、ずいぶんと期間がかかってしまいました。とはいえ、頭の中ではミサキが大活躍してました。すでにプロットは3作ほども進み、とっくの昔にミサキはウィザードに転職してたりして……(笑) ともあれ、美咲の物語に決して欠かすことのできない重要なキャラであるセレンの登場と出会いの場面です。 白い石垣と水路の街、それは時計塔を要するアルデバランですよ。ゲームの中でも、魔法職の第2の故郷ともいうべきミッドガルド最北の都市、北方を護る要衝です。 「美咲の物語」は、そのおおくをこの地、アルデバランを舞台として進行していきます。 |
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